「ママ嫌い」は成長の証?それとも子育てを見直すべき?
「ママ嫌い」という子供の胸に突き刺さる一言。パパが言われていても「成長過程でよくあることだから」と笑顔で励ますのに。
自分が言われるとどっぷりち落ち込んだり、夜一人で泣いたり、腹が立ってイライラしたりなんてことは、子育て中のママによくあることです。
ちなみに我が家は不思議と男の子の方は「ママ嫌い」とは言いませんでしたが、娘には「ママ嫌い」「ママ、イヤ」と何度も言われました。
「ママ嫌い」は赤ちゃんの頃から始まることもある
ママ嫌いと言われるのは、言葉が話せるよになってからとは限りません。
子供が赤ちゃんの頃から、「ママ嫌い」と言ってると泣き声や態度で感じるママもいます。
私の場合は生後10ヶ月から始まった娘の「イヤイヤ」が、タイミングによっては自分に対してということもあり、さすがに相手が赤ちゃんなので凹みました。
当時はよくわかっていませんでしたが、赤ちゃんの頃は基本的に「快」「不快」の感情しかないので、ママを好きか嫌いかではなく、相手がママであれ誰であれ嫌なことは嫌だったのです。
成長と共に言葉が話せるようになると、自分に不都合なことを何でもイヤと言うようになりました。
娘の場合、「ママ嫌い」はママが自分の思い通りに動かないことへのいら立ち、物事が思い通りにいかないことへの八つ当たりでした。
思春期の「ママ嫌い」は自立への最後の階段
これが思春期になると、ママ嫌いは意見の対立するママや自分の気持ちを汲み取ってくれないママへの反発になります。
自分のアイデンティティを確立するために、自分と異なるママの意見を易々と受け入れるわけにはいかなくなるのです。
自立に向けての最後の階段を上っている思春期ですので、家を出て離れ離れに暮らすまでの残りわずかな時間だと思うと、「ママ嫌い」という言葉すら愛おしくなりますよ。
「ママ嫌い」にはどう対処すればいい?落ち込まず子供に寄り添おう
ママ嫌いと言われたからって気にして落ち込む必要なんてありません。概ね子供の幸せのためにママの主張の方が役立つのですから。
けれど突っぱねてばかりでは、子供が母親への愛着や信頼を育めなくなってしまいますし、自己肯定感を高められません。
母親を嫌う子供には様々な対処方法がありますが、「あなたの気持ちはよくわかるよ」「辛いね」と寄り添ってあげることがとっても大切。
母親の役割の一つは受容!ありのままの子供の姿を受け入れて
「ママ嫌い」とある時は八つ当たりし、ある時は自己主張して荒れまくる子供ですが、いくつになっても深く大きな海のような心で受け入れてあげたいですね。
未熟さゆえに我が子が感じている辛さに共感し、正しい行いをする勇気を同じ屋根の下で与えてあげられるのは、子供が「ママ嫌い」と隣で騒いでいる今だけなのですから。
とはいえ母親だってストレスは溜まります。そこはパパに協力してもらい、ストレス発散は妥協せずに行いましょう。
ママが子供の犠牲にならず楽しく過ごすことは、子供が楽しい人生を歩むためのとても大切な教育なのですから。