秋に増える子供のゴロゴロだらだら
なまけもの扱いして秋のストレスを見落としてない?
秋になると大人でも急に寂しくなって気分が落ち込みがちになりますが、大人と比べて元気で無邪気なイメージがある子供でも、秋になると寂しさを感じたり無気力になってごろごろダラダラしたりすることがあります。
侮らないで!大人よりも敏感な子供の五感
もちろん寒暖差や乾燥で本人の自覚なく体がストレスを感じてしまう子もいますし、夏の疲れが出て胃腸などを壊してしまう子もいます。
けれど子供ならではの敏感な五感で、焼き芋などのよい香りとは別物の寂しい秋の匂いを感じたり、親の寂しさに同調したりして無気力となる子もいますので、秋は子供へのちょっとした注意が必要です。
「秋になって、ゲームをしながらゴロゴロする時間が増えた」
「生返事ばかりで覇気がなくなった!幼稚園で何かあったの?」
などと思う場合は、子供の体調に異変がないかを確認すると共に、子供を問い詰めず愛情不足サインやストレス症状が出ていないかを観察してみましょう。
年齢と共に厳しくなる親の態度が子供を追い詰める…
3歳未満の子供にはそうした気遣いをする親が多いのですが、入園後から徐々に「この子は旦那(または私)に似て怠け者だから!」なんて決めつけたり、子供を責めたりする親が増える傾向があります。
その厳しさや決めつけが子供に嘘をつかせ、自信を失わせ、必要なことを言えなくなる原因となりますので、秋の子供の無気力に対して望ましい対応とは言えません。
秋の無気力には不足を補うサポートを!
いきなり口を出さず、まずは様子を観察し、子供が補う必要があるものを補えるサポートをすることが大切です。
例えば、体が疲れている子にはお風呂にゆっくり浸かって熟睡できる環境を整えてあげたり、嫌なことがあった子には気分転換で外に連れ出したり、自分から話しやすい環境を作ったり。
子供はそうした親のサポートにより愛情を感じ、疲れを癒し、体力と気力を取り戻していくと共に、不調の乗り越え方を学習します。
またそうした親の背を見て、不調な人への接し方を学ぶこともできます。結果が目に見えるのは、残念ながら何年か先になることが多いのですが…。
子供のゴロゴロダラダラが増える秋だからこそ、子供がストレスを抱えているときに見られる10症状等にも気を付けて、現代人を悩ませるストレスへの対処法を学ばせる絶好のチャンスに変えてしまいましょう。